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APIユースケース

APIのユースケースをご紹介します。

Jtasでは朝時点の部屋ステータスをもとに自動的に清掃指示書を作成します。その際に、最新のデータ取得のためJtas → PMS 部屋・予約情報の取得({PMS}/rooms)のAPIを呼び出します。

レスポンスに予約情報(RoomReservation)が必要なのは、到着予定のお客様の情報が到着時間・リネンセット数・アメニティなど細かな清掃指示に関係するためです。

Jtasを利用すると朝の清掃指示が自動化されるようになります。

清掃指示の作成時間は各ホテルの設定項目です。

データが誤っていた場合 Jtasの画面上から当日の清掃予定を一度消して再作成する導線があります。

Jtasは持ち運べるインジケーターの役割があります。そのため、部屋ステータス・清掃ステータスの変更はリアルタイムでPMS ↔ Jtasに連携して頂く必要があります。

部屋ステータス(NEHOPS例)

  • S ステイ

  • D デパーチャー

  • O アウト

  • V ベイカント

  • X, W, Z 故障部屋

清掃ステータス(NEHOPS例)

  • N 未清掃

  • C 清掃中

  • I インスペクション待ち

  • U 清掃済み

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あくまでNEHOPSの部屋ステータスのため、各PMSの部屋ステータス・清掃ステータスの表記にI/Fは合わせる方向で調整させてください。JtasのUI表示はお客様の学習コストのため、PMSの表示に準拠した形で表示予定です。

Opera Cloud:Clean, Pickup, Dirty, Inspected, Out of Order, Out of Service

MEWS: Clean, Inspected, Dirty, Stripped

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API連携時の標準的なオペレーションはスマホ・タブレットでの清掃開始・終了を実施することで、現在の清掃状況の可視化と清掃終了予定時間により電話での問い合わせを削減することができます。特筆すべきは取消が可能なため、PMS側はステータスを進める際にトリガー処理がある場合に注意が必要になってきます。

タブレット利用の場合はフロアのバックヤードに1台またはカートに1台配置し、複数名で共有しながら利用になります。

Don't Disturb(DD)にはいくつかのケースが想定されます。

  1. ゲストからフロントがDDを受け取ったケース

  2. 客室のDDボタンで受け取ったケース

  3. ドアにDD札がかかっているケース

  4. DD札が16:00時点でかかっていないケース

JtasにはDDフラグと清掃不要DDの2種類の項目があります。

  1. DDフラグ:日中の一時的なDD札を管理するもの

  2. 清掃不要DD:16:00時点でDD札があり清掃不要が確定したもの

基本的にはJtas上でDDを管理することになりますので、JtasにDDフラグ・ゲスト不要のデータ管理を実施したものがPMSにもデータ連携される流れで想定しています。

※清掃不要も基本的にはDDと同じで、フロントがJtasを操作したデータがPMSにapi callされる連携フローを想定しています。

PMS上でルームチェンジした場合は手配品・特記事項などの清掃付随データを引き継ぐためにルームチェンジAPIを呼んでいただく必要があります。

/rooms/change/で登録

/rooms/change/登録後のJtasでのワークフロー